こんにちは、@Manabu です。
AWSについて勉強する時、AWSの認定試験に挑戦しようとする方は多いと思います。
AWSに少し慣れはじめ、SAAの認定資格も取得した方が次に目指すのは、SAP(Solutions Architect – Professional )試験ではないでしょうか。
SAA認定試験がまだの方は、SAAから挑戦することをお勧めします。
※以下の記事に、SAA認定の合格記録をまとめています。
この資格は、AWSのプロフェッショナルレベルの試験であり、多くのITプロフェッショナルが挑戦する一方で、非常に難易度が高いとされています。
私は、2023年にAWSのSAP試験に合格することができました!
一度、不合格になりましたが、そんな私がこのSAP認定試験に挑むために費やした時間や、勉強方法について皆さんに共有したいと思います。
この記事は、以下のような方におすすめです。
AWS-SAP(Solutions Architect – Professional)の試験概要
まず、AWS-SAPの試験概要について簡単に紹介します。
詳しくは、公式のガイドをご確認ください。
AWS-SAPとは?
AWS-SAP試験は、AWSのクラウドアーキテクチャに関する高度なスキルと知識を持つプロフェッショナルを対象とした資格です。
この試験は、AWSの資格認定プログラムの中でも上級レベルに位置づけられており、多くの専門家にとって、その能力を証明する重要なマイルストーンとなります。
受験対象者
- 2年以上のAWSクラウドソリューションの設計および実装経験がある方。
- クラウドアプリケーションの要件評価、アーキテクチャ提案、複数のアプリケーションやプロジェクトにわたる複雑なアーキテクチャ設計に関する専門的なガイダンスを提供できる能力を持つ方。
問題形式
全65問の問題が出題されます。”択一選択問題”か”複数選択問題”で、いずれにしても選択問題になります。スコアに含まれない問題が15問あり、受験者にはわからないようになっています。
これは、アソシエイト試験と同じ形式のようです。
合格ライン
試験の結果は、100~1,000 のスケールスコアとして報告されます。合格スコアは 750 です。(公式ガイド)
AWS-SAA(アソシエイト)試験との違い
難易度の面で、アソシエイトレベルの試験とプロフェッショナルレベルの試験では大きな違いがあります。
- アソシエイト
: 選択肢の中から明らかに不適切なものを除外することが多く、問題文の長さも比較的短いため、キーワードを見つけやすいです。 - プロフェッショナル
: 選択肢がほとんど実現可能で、試験作成者の意図を理解することが求められます。問題文が長く、解答のためのキーワードを見つけにくいです。
試験対策のポイント
プロフェッショナル試験では、問題文からキーワードを見つけ出す能力が非常に重要です。効果的な試験対策としては、このキーワードの探し方を習得することが挙げられます。
実際の試験では、このスキルが問題解決をスムーズに進める鍵となります。
受験当時のプロフィール
私の受験当時のプロフィールについて、ご紹介します。
私の背景や当時直面した挑戦について共有することで、これから受験される方々に少しでも参考にしていただければと思います。
プロフィール
- IT企業に就職後2年が経過
- AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA) と AWS Certified Cloud Practitioner (CLF) を保有
- 業務でAWSを使用し、クラウドの全体像をある程度理解
- 個人でもAWSを触って学習している
2つの資格を持っていたこともあり、ある程度自分の中で勉強法も固待っていました。
そのため、難しくても勉強すれば合格するだろうという認識でした。
一度目の受験(不合格)
初めての受験では、残念ながら不合格でした。
不合格の文字を見た時は、これまでの勉強量とまたここから勉強しなくてはならないということもあり、最悪の気分でした。
さらに、再受験が無料でできる機会を逃したことが、金銭的な負担としても大きくのしかかりました。
二度目の受験(合格)
不合格から2週間後、同様の勉強方法を続け再受験し、なんとか合格することができました。
この時の感動と安堵は、今でも鮮明に覚えています。
合格の瞬間は、本当に涙が出そうになりました。
勉強方法
今回SAPの受験のために行った勉強方法を紹介します。
勉強時間
今回のSAPの試験で勉強したのは、大体4ヶ月程度になります。
内訳としては、本での学習が1.5ヶ月、問題集での試験対策が2.5ヶ月になります。
毎日、2時間程度は勉強していたと思うので、200時間は勉強したと思います。
AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
今回も市販の本を使用して、最低限度の知識を学習するところから始めました。
試験で問われそうな設定だったり、複雑な構成についてもある程度記載してくれているので、大まかに読んでおくと、問題集でのわからないところの確認がしやすいかと思います。
問題もある程度用意されているので、ここは完璧に解けるようにしておくのがおすすめです。
AWS公式のサンプル問題
SAPの試験前に、腕試しで公式のサンプル問題を解いてみました。10問掲載されているので、7~8問は正解できる状態で試験に挑むと良いかと思います。
CloudLicense | AWS Web問題集で学習しよう
SAAでもおすすめしましたが、こちらの問題集は外せない要素だと思います。問題数も500問以上用意されているため、感覚的に試験の問題に慣れることができます。
試験にそのまま同じ問題が出てきたりする可能性もあり、非常に試験対策として有能なサイトであると思います。
プロフェッショナルの問題集を利用するためには、”プロフェッショナルプラン”の申し込みが必要になります。90日間で4,580円ですので、月2000円せずにもたくさんの問題を体験できることを考えると比較的安い料金設定かなと感じます。
他の全ての資格の勉強もできるので、余裕があれば別の資格の項目をみてみるのもありです。
udemy | SAP認定模擬試験(5回分)
私が受けたものかどうか、わかりませんが以下のSAP対策の模擬試験が良いかと思います。
こちらの模擬試験は、実際の試験と同じ形式で時間を測定することもできるので、今の自分の理解度も分かりやすく結果として表示されます。
udemyはタイミングが良ければ、セール価格で購入することができるので、定期的に価格を確認することをお勧めします。
まとめ
AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP) 試験は、AWS資格の中で最も難易度が高い試験の一つです。
この試験に挑むにあたり、次のポイントを心に留めておくと良いでしょう。
- 充分な準備:成功の鍵は、計画的かつ綿密な準備にあります。使用する教材、勉強スケジュール、対策問題集の選択を事前に検討し、準備期間を最大限に活用してください。
- 再受験の機会:AWSのウェブサイトを定期的にチェックし、再受験が無料になるキャンペーンや条件を見逃さないようにしましょう。不測の事態に備え、再受験の機会を有効に活用することが重要です。
- ポジティブな姿勢:挑戦するすべての方にとって、最良の結果がもたらされることを願っています。試験の準備は確かに大変ですが、この経験は皆さんのキャリアにおいて貴重な資産となります。最後まで諦めず、自信を持って試験に臨んでください。
AWS-SAP試験の合格は、皆さんのAWSに関する知識とスキルの証明になります。
この難関を乗り越えることで、皆さんのプロフェッショナルとしての価値がさらに高まるでしょう。