簡単手順!独自ドメインでAWS SESを使ってメールを送信してみた

AWS
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こんにちは、@Manabu です。

ユーザーや顧客とコミュニケーションを取るために、メールを送信する機能は非常に重要です。

また、ブログではお問い合わせフォームが必ずと言っていいほど大事な要素になり、そこから問い合わせ内容を通知するためにメールを使用する人が多いと思います。

今回は、AWSが提供するSESを使って、使用されている独自ドメインでメールを送信する方法を紹介します。

AWS SESは、信頼性が高くスケーラブルなクラウドベースのメール送信サービスであり、このサービスを活用することで、手軽に大量のメールを送信したり、カスタムドメインを使用したメールを簡単に送信することができます。

この記事はこのような方におすすめです。

・AWS SESって?
・AWS SESを使ってみたい
・独自ドメインでメールを送信していみたい
AWS SESを使って独自ドメインでメールを送信するための基本的な手順や、サービスの概要について解説していきます。

AWS Simple Email Service(SES)とは?

AWS Simple Email Service(SES)は、AWSが提供するメールを送受信するためのEメールプラットフォームです。

独自ドメインでのメール送信をサポートしており、顧客に対してよりプロフェッショナルな印象を与えることができます。

迷惑メール対策も施されているため、高い配信率を維持しながらメールを送信できるのも特徴です。

料金について

SESは従量課金制で、実際に送信したり受信したメールの数やデータ量に応じて料金が発生します。

送信の要件だけですと、EC2から送信されるメールに関しては62,000通までのメールは無料で送信することが可能です。

それ以降は1,000通あたり、0.10ドルの料金がかかります。

個人開発ですと、無料の範囲で使用できるのではないかと思います。

開始手順

AWS SESを使用して独自ドメインでメールを送信できるようになるところまで、手順を紹介したいと思います。

とても簡単な手順になっていますので、是非参考にしてください。

前提条件

今回の記事は、ドメインをAWS Route53でホストしている方向けになっています。

別のDNSで管理している場合は、手順が多少違う可能性があるため注意してください。

IDの作成

AWSのマネジメントコンソールよりログインし、SESのコンソールから「IDの作成」を選択します。

IDの作成画面で、ドメインにご使用のドメインを入力します。

その他は、特に設定することなく「IDの作成」ボタンを押します。

IDのステータスを確認して、検証済みになっていれば使用可能な状態です。

Route53にドメインが登録されている場合、CNAMEレコードを自動で作成してくれてドメインの検証まで行ってくれるため、2,3分で使用できるようになります。
※DNSにRoute53を使用していない場合は、「ドメインの検証」の部分を確認してください。

送信テスト

確認ページ上部の「テストEメールの送信」ボタンをクリックして、メールの送信テストを行います。

シナリオでカスタムを選択し、受信者に送信先のメールアドレスを入力し、その他を入力したら送信します。

受信側で以下のようなメールが届いていたら、テスト成功です。

test@it-slroom.blogから送信できていることが検証できました。

最後に

メールは、問い合わせ内容を通知するだけでなく、ビジネスで多く使用するものです。

独自のドメインでメールを送受信できると、顧客やクライアントにプロフェッショナルで信頼性のある印象を与えられます。

また、コストの面でも効率が良く、AWSの開発を行うのであればおすすめのサービスになります。

ぜひ、この記事を参考にSESを活用して、皆様のプロジェクトに役立てていただければと思います。

P.S.

1年前に、SESを使おうと設定したときはドメインの検証に1日程度かかっていて、すぐに使用できませんでした。

AWSは常にユーザーが使いやすいように進化し続けています。

良かったら利用してみてください。