こんにちは、@Manabu です。
最近、キントーンを使った案件に携わることがありました。
多くの企業で、キントーンの導入が進んでいたり広告が流れていたりするので、使いにくいところやエラーについて紹介していきたいと思います。
今回は、アプリ内の検索機能を使用した時に、正しく検索しているがヒットしなかった時の話を紹介します。
キントーンとは?
簡単にキントーンについて紹介します。
キントーンは、プログラミングの知識がなくてもノーコード?ローコード?で業務のシステム化や効率化を実現するアプリがつくれるクラウドサービスです。
基本的には、ノーコードで開発できるようですが、カスタマイズしたい時にはコードを書く必要があるため曖昧ですね。
検索機能の概要
キントーンの検索機能では、「全体検索」や「アプリ内検索」、「スペース内検索」、そして「一覧の絞り込み」などの方法があります。
基本的には、文字列を使用して、対象の範囲内に存在するレコードを検索してくれる機能になります。
「一覧の絞り込み」については、レコードのフィールドを選択し、条件を設定した上で絞り込むことが可能です。
例)タイトルが「テスト」かつ、作成者が「Manabu」のレコード
発生した問題
今回は、「一覧の絞り込み」で発生した事象になります。
文字列のフィールドを選択し、検索値と対象の値が完全に一致した状態で検索したところヒットしませんでした。
詳細
例えば、タイトルというフィールドに「test+」という値が登録されているレコードがあるとします。
一覧の絞り込みでタイトルに「test+」と全く同じ値を入力した状態で検索しても、ヒットしませんでした。
それどころか、タイトルが「test」という条件で検索してもヒットしません。
原因
色々試してみましたが、「test+」という文字列がヒットすることはありませんでした。
しかし「test」というタイトルのレコードを作成するとヒットしたため、「+」の記号が原因で検索にヒットしないようです。
公式の見解
公式サイトにヒットしない場合の注意事項があります。
こちらをまとめると以下のような条件で検索する必要があるとあります。
- 英数字のみの検索:完全一致である必要がある
- 日本語のみの検索:2文字以上の部分一致で検索可能
- 英数字と2文字以上の日本語を検索:英数字を含める場合、英数字は完全一致・日本語は2文字以上の部分一致
記号のついての記載がなかったため、他のページを確認したところ「検索キーワード入力時の注意事項」に記号の記載がありました。
こちらの内容を確認すると、以下の記号は検索キーワードから除れるとのことです。
また、補足としてここに記載のない記号についても検索キーワードから除かれる可能性があるとのことです。
今回の「+」記号は含まれていませんが、キーワードから除れるというのは、その値が検索できなくなるということなのでしょうか?
対処法
検索から除れるということで、全くヒットしないフィールドに対しては、条件から外して別の条件で検索するしかないようです。
APIなどで外部から操作している時や、大量のレコードから探す場合は大変かもしれませんが、どうしても対象のフィールドで検索したい場合は、日本語や英語のみでひとまとまりの検索用のフィールドを作るのもいいかもしれません。
まとめ
ノーコードやローコード開発のできるクラウドサービスは、簡単に開発ができるものの制約が多く存在するので、大規模開発の場合は一から作るのが良いかと感じています。
アップデートはしてくれると思うので、使いやすい状態になるまで気長に待ちましょう。